2026 年 8 月 2 日(日)〜 8 月 8 日(土)の週にリリースされた Claude Code のアップデートをまとめる。今週の対象は 2.1.221・2.1.222・2.1.223・2.1.224・2.1.225・2.1.226 の 6 バージョン。VSCode に Focus view を追加しサンドボックス資格情報のマスキングモードや Bash の zsh regex 権限バイパス修正などセキュリティ・UX 両面の変更が多数行われた 2.1.221、worktree で隔離されているはずのセッションが破壊的な git コマンドをメインチェックアウトに対して実行できてしまう問題を修正した 2.1.222、Bash 権限チェックのバイパスや workflow サンドボックスからの脱出経路を塞いだ 2.1.223、自己ホスト型環境やセッション横断メッセージングを追加しサンドボックス資格情報マスキングをさらに強化した 2.1.224 に続き、週末には Gateway スペンドリミットの使用量警告やセッション横断連携の使い勝手を高め、自己ホスト型環境の安定性を高めた 2.1.225、そしてバグ修正と信頼性の改善のみの 2.1.226 が続けてリリースされた。
今週のハイライト
自己ホスト型環境とセッション横断メッセージングを追加(2.1.224)
claude self-hosted-runner により、自分で管理するマシンやコンテナを Claude Code の web・モバイル・デスクトップセッションの実行先にできる自己ホスト型環境が追加された(Team・Enterprise プラン)。あわせて、ListAgents で発見した他の Claude Code セッション(同一マシン・別マシン問わず、macOS・Linux 対応)へ SendMessage でメッセージを送れるセッション横断メッセージング機能も追加され、crossSessionInbound・dialogExpiry 設定により bypass permissions で動作中のセッション宛のメッセージは承認待ちで保留されるようになっている。複数セッション・複数マシンをまたいで Claude Code を運用するユーザーにとって、連携の幅を大きく広げる更新である。
サンドボックス資格情報マスキングを強化(2.1.221 / 2.1.224)
2.1.221 で Linux・WSL 向けにサンドボックス資格情報ファイルの mode: "mask" が追加され、サンドボックス化されたコマンドはセンチネル値を読み取り、egress 時にサンドボックスプロキシが実値へ差し替える仕組みが導入された(macOS のファイルマスキングは deny にフォールバック)。2.1.224 ではこれをさらに拡張し、構造化された環境変数向けの extract・onExtractNoMatch、JWT 対応の decode: "jwt" と maskClaims、AWS SigV4 再署名向けの awsPairs・sigv4 が追加された(いずれも network.tlsTerminate が必要で、user・managed・--settings の設定からのみ有効)。サンドボックス環境で実際の資格情報をモデルやログに露出させたくないユーザーにとって、選択肢が着実に増えている。
worktree 隔離セッションによる破壊的な git コマンド実行を修正(2.1.222)
worktree で隔離されているはずのセッションおよびそのサブエージェントが、破壊的な git コマンドをメインのチェックアウトに対して実行できてしまう問題が修正された。ファイル編集と Bash の隔離が、あらゆる種類のセッションに適用されるようになっている。並行してセッションや worktree ベースのサブエージェントを走らせる運用において、隔離漏れを塞ぐセキュリティ上重要な修正である。
PreToolUse auto-allow フックのバックグラウンドタスクでのバイパスを修正(2.1.222)
PreToolUse の auto-allow フックが、要約作成・compaction・リネームといったバックグラウンドエージェントタスクにおいてツール制限をバイパスしてしまう問題が修正された。フックによるツール制限をセキュリティ境界として利用しているユーザーにとって、意図しない権限逸脱を防ぐ重要な修正である。
VSCode に Focus view を追加(2.1.221)
VSCode 拡張のチャットメニューに、ツールの実行ログを折りたたんでターンごとの展開可能なサマリーとして表示する「Focus view」が追加された。実行中のツールを示すライブインジケーターも備え、Ctrl+Alt+F または「Claude Code: Toggle Focus view」コマンドで切り替えられる。VSCode 上でツールログの流量に会話が埋もれがちだったユーザーにとって、見通しを大きく改善する機能である。
Bash 権限チェックのバイパスを複数修正(2.1.221 / 2.1.223)
zsh の [[ ]] 正規表現条件式の中に隠されたコマンドが Bash ツールの権限チェックをすり抜けて実行できてしまう問題が 2.1.221 で修正されたのに続き、2.1.223 では巧妙に細工されたコマンドが自身の一部を権限チェックから隠してしまう問題、およびタブや不可視 Unicode でパディングされたコマンドが承認ダイアログでコマンドの一部を隠してしまう問題が修正された。Bash の権限チェックをセキュリティ境界として信頼しているユーザーにとって、短期間で立て続けに穴が塞がれた重要な一連の修正である。
workflow サンドボックス脱出とセッションディレクトリの衝突を修正(2.1.223 / 2.1.224)
workflow スクリプトが動的 import() を使うことで、workflow サンドボックスの外側でコードを実行できてしまう問題が 2.1.223 で修正された。あわせて、エージェント定義の bypassPermissions モードが org の bypass-permissions 無効化ポリシーを無視してしまう権限のギャップも修正されている。続く 2.1.224 では、200 文字を超える長いプロジェクトパスが、共有された sanitized プレフィックスの下で別プロジェクトのセッションディレクトリに解決されてしまう問題が修正され、セッション一覧・リネーム・フォーク・削除・/resume がプロジェクトをまたいで混線しなくなった。workflow・エージェント機能や複数プロジェクトを組織的なポリシー下で運用しているユーザーにとって、隔離境界の堅牢性に関わる重要な一連の修正である。
Gateway スペンドリミット表示とセッション横断連携の使い勝手を改善(2.1.225)
Gateway 経由で運用している組織向けに、利用量警告メッセージが上限額・リセット時刻・オペレーターのメッセージを明示するようになった(gateway 側も 2.1.225 が必要)。また、2.1.224 で追加されたセッション横断 SendMessage が拡張され、ListAgents で name [ref] として表示される他マシン上の Remote Control セッションに対し、相手からの返信を待たずに自分から名前指定でメッセージを送れるようになった。あわせて、claude self-hosted-runner が --base-dir を作成・書き込みできない場合に全セッションを登録後失敗させる代わりに起動時に明確なエラーで終了するよう修正され、週初めに追加されたばかりの自己ホスト型環境・セッション横断メッセージング機能の実運用における安定性が高まった。
バージョン別サマリー
| バージョン | リリース日 (JST) | 概要 |
|---|---|---|
| 2.1.226 | 2026-08-08 10:53 | バグ修正と信頼性の改善 |
| 2.1.225 | 2026-08-08 08:08 | Gateway スペンドリミット表示・ワークスペーストラストプロンプト追加、セッション横断 SendMessage の拡張、self-hosted-runner や Remote Control 関連の修正など多数の新機能・修正・改善 |
| 2.1.224 | 2026-08-07 10:36 | 自己ホスト型環境・セッション横断メッセージング追加、サンドボックス資格情報マスキング強化、プロジェクトパス衝突やサンドボックス関連の修正など多数の新機能・修正・改善・変更 |
| 2.1.223 | 2026-08-06 07:51 | Bash 権限バイパスや workflow サンドボックス脱出の修正、marketplace owner ワイルドカード追加、/teleport ヒント追加、/review と /code-review の統合など多数の新機能・修正・変更 |
| 2.1.222 | 2026-08-05 05:37 | worktree 隔離セッションの破壊的 git コマンド実行修正、PreToolUse auto-allow フックのバイパス修正、Remote Control auto-start をリポジトリローカル設定から有効化不可に変更、ultraplan 機能の削除など多数の修正・改善・変更 |
| 2.1.221 | 2026-08-04 07:16 | VSCode Focus view 追加、サンドボックス資格情報マスキングモード追加、Bash の zsh regex 権限バイパス修正、バックグラウンドセッションの commit/push 挙動変更など多数の新機能・修正・改善・変更 |
変更点一覧
2.1.226
| 種別 | 内容 |
|---|---|
| 修正 | バグ修正と信頼性の改善 |
2.1.225
| 種別 | 内容 |
|---|---|
| 新機能 | Gateway のスペンドリミット機能をサポート—利用量警告に上限額・リセット時刻・オペレーターのメッセージを表示するように(gateway 側も 2.1.225 が必要) |
| 新機能 | claude agents に未信頼ディレクトリ向けのワークスペーストラストプロンプトを追加—claude と同じ挙動に |
| 新機能 | SendMessage が他マシン上の Remote Control セッションに対し、名前指定で自分から会話を開始できるように追加(ListAgents で name [ref] として表示) |
| 修正 | 一時的な 401 エラーにより、長期有効な CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN が保存済みログインの短期トークンに置き換えられ、再起動までヘッドレスセッションが壊れてしまう問題を修正 |
| 修正 | macOS で MCP OAuth サーバーが、keychain の読み取りタイムアウト後に未認証であるかのようなバースト的な 401 エラーで断続的に失敗する問題を修正 |
| 修正 | auto mode が、自身の権限チェックに対する safety-filter の拒否を連続ブロック上限のカウントに含めてしまう問題を修正—アクション自体は引き続き拒否されるが、モデルにはリトライではなく次へ進むよう伝えられるように |
| 修正 | セッション横断メッセージが、ヘッドレスセッションや起動中に通知や期限なしで滞留してしまう問題を修正 |
| 修正 | 非常に大きな会話が圧縮された後、Remote Control のセッション再開で会話履歴が壊れてしまう問題を修正 |
| 修正 | agents 一覧で別プロジェクトのセッションにホバーすると、次に起動するエージェントの作業ディレクトリが変わってしまう問題を修正 |
| 修正 | --base-dir を作成・書き込みできない場合に claude self-hosted-runner が登録後すべてのセッションを失敗させてしまう問題を修正—起動時に明確なエラーで終了するように |
| 修正 | Claude Code on the web のセッションが、実際には固まっていないのに固まっていると誤報告され、再接続のたびに肥大化したイベントの積み残しを再送してしまう問題を修正 |
| 修正 | 確認済みの Remote Control 宛先が、その一覧を確認できなかった場合に、このマシン上の同名セッションへすり替わってしまう問題を修正 |
| 改善 | Remote Control を改善—Claude アプリから添付された写真が、ディスクから別のツール呼び出しで読み込まれるのではなく直接 Claude に表示されるように |
| VSCode | Focus view が最新の to-do リスト・保留中の質問のコンテキスト・確定した回答を折りたたんでしまう問題を修正—thinking のみの折りたたみは「Thought for Ns」と表示され、ターン完了時に再び折りたたまれるように |
2.1.224
| 種別 | 内容 |
|---|---|
| 新機能 | 自己ホスト型環境を追加—claude self-hosted-runner で自分の管理するマシンやコンテナを Claude Code の web・モバイル・デスクトップセッションの実行先にできるように(Team・Enterprise プラン) |
| 新機能 | archive plugin source を追加—git・npm 不要で、HTTPS 経由の zip からプラグインをインストール可能に。SHA-256 でのピン留めもオプションで可能 |
| 新機能 | 利用できなくなったペーストがコマンドのテキストを変更してしまう場合の、取り消し確認ステップを追加 |
| 新機能 | Bedrock 向けに ANTHROPIC_BEDROCK_REGION_PREFIX 環境変数を追加—AWS_REGION から導出されるものではなく、特定のクロスリージョン推論プロファイルを優先できるように |
| 新機能 | crossSessionInbound・dialogExpiry 設定を追加—bypass permissions で動作中のセッションへのセッション横断メッセージは承認待ちで保留され、それ以外のセッションへのメッセージは自動配信されるように |
| 新機能 | サンドボックス資格情報マスキングのオプションを追加—構造化された環境変数向けの extract・onExtractNoMatch、JWT 対応の decode: "jwt" と maskClaims、AWS SigV4 再署名向けの awsPairs・sigv4。いずれも network.tlsTerminate が必要で、user・managed・--settings の設定からのみ有効 |
| 新機能 | セッション横断 SendMessage を追加—Claude Code セッション同士が、どのマシン上にあってもメッセージを送り合えるように。ListAgents で発見可能(macOS・Linux) |
| 修正 | 200 文字を超える長いプロジェクトパスが、共有された sanitized プレフィックスの下で別プロジェクトのセッションディレクトリに解決されてしまう問題を修正—セッション一覧・リネーム・フォーク・削除・/resume がプロジェクトをまたいで混線しなくなった |
| 修正 | チームメイトの inbox への書き込みが実際には失敗しているにもかかわらず、SendMessage が「Message sent」と報告してしまう問題を修正—配信失敗はエラーとして報告されるように |
| 修正 | 末尾にスラッシュを付けて書かれたサンドボックスファイルシステムの deny エントリ(例: denyRead: "~/.aws/")が、Linux・macOS で無言でバイパスされてしまう問題を修正 |
| 修正 | サンドボックス違反の詳細が Bash ツールの結果に一切表示されない問題を修正—Claude がどのファイル・ネットワークアクセスが拒否されたか、その理由を確認できるように |
| 修正 | ターン途中で接続した MCP ツールが、名前をモデルに通知されないままツール検索用に遅延されてしまう問題を修正 |
| 修正 | 同じプラグインを複数プロジェクトにインストールすると、プラグインインストール記録が無言で破損してしまう問題を修正 |
| 修正 | 再呼び出し・復元されたペースト内容が、ペーストが古くなっていたりプレースホルダー番号が衝突していたりする場合に、誤ったデータを付与したり無言でテキストを失ったりする問題を修正 |
| 修正 | Wayland での選択時コピーがクリップボードに反映されないことがある問題を修正—2 つの selection 書き込みがレースしないように |
| 修正 | フィードバックアンケートのトランスクリプト共有が長いセッションで無言で失敗する問題を修正—失敗時は成功メッセージの代わりにエラーを表示するように |
| 修正 | コールドスタート時に古いログイントークンが残っていると、Remote Control の自動起動が「Remote credentials fetch failed」で断続的に失敗する問題を修正 |
| 修正 | /clear など出力を伴わないコマンドの後、Remote Control・SDK クライアントに空の「(no content)」メッセージが表示されてしまう問題を修正 |
| 修正 | サーバー側セッションの期限切れ後に再作成された Remote Control セッションが、以前のローカル会話履歴を新セッションへアップロードしてしまう問題を修正 |
| 修正 | セッション再開時に Remote Control が無言で再接続されてしまう問題を修正(ユーザーが明示的にオフにしていた場合)—--resume、SDK ホスト、VSCode 拡張が対象 |
| 改善 | フルスクリーンモードを改善—compaction を繰り返しても、直近の区間だけでなく圧縮前の全履歴がスクロールバックに残るように |
| 改善 | Remote Control を改善—接続中の web・モバイルクライアントが、無言の停止ではなく compaction の進行状況と圧縮後の境界を確認できるように。/clear のリセットも接続中クライアントへ伝播するように |
| 改善 | Remote Control を改善—接続失敗時に 8 秒間のトースト通知だけでなく、詳細と再接続ショートカット付きの永続的な失敗表示を行うように |
| 改善 | セッションあたり 200 サブエージェントというスポーン上限を撤廃—長時間稼働するセッションが新しいエージェントの起動を拒否されなくなった(並行数・深さの制限は引き続き適用) |
| 変更 | managed settings を変更—org の設定が変わっていない場合、再ログインや org 切り替え後に承認プロンプトが再表示されなくなった |
| 変更 | フィードバックアンケートのトランスクリプト共有を変更—同意のもとで、直近リクエストのモデル設定(CLAUDE.md の指示を含むシステムプロンプト、ツール定義、モデルパラメータ)もアップロードされるように。シークレットは従来通りリダクトされ、共有サイズが大きすぎる場合はこれらのフィールドが最初に除外される |
| 変更 | Bash ツールの説明を変更—コマンド出力はモデルには表示されるがユーザーには確実に表示されるとは限らない旨を常に明記するように |
| 変更 | 再呼び出しされたペーストのプレースホルダー番号を変更—入力に取り込まれた際に採番し直すように |
| 変更 | Remote Control を変更—compaction や /resume の後に新しいセッションが発行された場合、古いサーバーセッションを放置せずアーカイブするように |
| VSCode | Remote Control の接続に失敗しているにもかかわらず、拡張機能が接続済みと表示してしまう問題を修正 |
| VSCode | remoteControlAtStartup を明示的に有効化してもセッションが従わない問題を修正 |
2.1.223
| 種別 | 内容 |
|---|---|
| 新機能 | strictKnownMarketplaces・blockedMarketplaces の managed settings に owner ワイルドカード(owner/*)を追加—GitHub org 配下のすべての marketplace リポジトリを許可・ブロックできるように |
| 新機能 | workflow agent・フォークされたスキル・スラッシュコマンド・再開したバックグラウンドエージェントが要求したサブエージェントモデルが制限され、代わりに親モデルが実行される場合の警告を追加 |
| 新機能 | クラウドセッションに /teleport ヒントを追加—claude --teleport <session id> でローカルから継続する方法を表示 |
| 修正 | 巧妙に細工されたコマンドが自身の一部を権限チェックから隠してしまう Bash 権限バイパスを修正 |
| 修正 | タブや不可視 Unicode でパディングされたコマンドが、承認ダイアログでコマンドの一部を隠せてしまう問題を修正 |
| 修正 | workflow スクリプトが動的 import() を使って workflow サンドボックスの外側でコードを実行できてしまう問題を修正 |
| 修正 | エージェント定義の bypassPermissions モードが org の bypass-permissions 無効化ポリシーを無視してしまう権限のギャップを修正 |
| 修正 | セッション途中での /cd の後にセッションを再開すると空になって返ってくる問題を修正 |
| 修正 | vertex_ai/claude-* や bedrock/anthropic.claude-* のようなプロバイダー接頭辞付き ID で登録された Claude モデルが、gateway のモデル検出で隠れてしまう問題を修正 |
| 修正 | Anthropic のモデル ID ではない modelOverrides のキーがセッションの正規モデル ID として扱われてしまう問題を修正—未知のキーはドキュメント通り無視されるように |
| 修正 | managed settings で、サーバー配信の設定がマシンローカルの managed-settings.json や MDM プロファイルの env ブロックを無効化してしまう問題を修正—admin の env はキー単位でマージされるように |
| 修正 | sandbox.filesystem.denyWrite が作業ディレクトリを含む場合、Linux でサンドボックス化されたコマンドが起動に失敗する問題を修正 |
| 修正 | フォークされたバックグラウンドエージェントが、再開時にフォーク元の親プロンプトの再構築に失敗すると、セッション終了まで「already resuming」のまま固まってしまう問題を修正 |
| 修正 | 履歴に不正な形式の diagnostics 添付が含まれる場合、再開したセッションが毎ターン失敗するか、インタラクティブアプリが応答不能なエラー画面のまま止まってしまう問題を修正 |
| 修正 | 通常と異なる git push の出力をパースする際に稀に発生するハングを修正 |
| 変更 | CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT を変更—固定リストだけでなく、ネイティブ 1M ウィンドウを持つすべての Claude モデルを auto-compaction によって 200K に抑えるように。auto-compaction がセッションを 200K に抑えられていない場合、起動時に警告が表示される |
| 変更 | auto-compact を変更—未知のモデル ID のセッションを、想定されるコンテキストウィンドウを超えて成長させず内側に留めるように。CLAUDE_CODE_DISABLE_UNKNOWN_MODEL_WINDOW_ENFORCEMENT=1 で以前の挙動に戻せる |
| 変更 | /review を変更—現在の diff または PR(/code-review <level> <pr#>)をレビューする /code-review のエイリアスに。深いクラウドレビューには /code-review ultra を使用 |
| 変更 | /code-review を変更—effort レベル未指定の場合は前回入力したレベルを再利用するように。/code-review high のようにレベルを入力すると変更できる |
2.1.222
| 種別 | 内容 |
|---|---|
| 修正 | worktree 隔離セッションおよびそのサブエージェントがメインチェックアウトに対して破壊的な git コマンドを実行できてしまう問題を修正—ファイル編集・Bash の隔離があらゆるセッション種別に適用されるように |
| 修正 | PreToolUse auto-allow フックがバックグラウンドエージェントタスク(要約作成・compaction・リネーム)でのツール制限をバイパスしてしまう問題を修正 |
| 修正 | Team・Enterprise プランの /usage-credits で、以前のリクエストが却下されたメンバーに「既にリクエスト送信済み」と表示され新規リクエストを送れなくなる問題を修正 |
| 修正 | HTTPS プロキシ配下で起動時の疎通確認がハングした後失敗する問題を修正—API リクエストと同じプロキシ対応のトランスポートを使用し、明確なメッセージ付きでタイムアウトするように |
| 修正 | 実際には完了していたレスポンスに対して「Connection closed mid-response」エラーが報告されてしまう問題を修正 |
| 修正 | /usage が MCP サーバーの利用量を過大集計していた問題を修正—サーバーへの呼び出し後の全ターンではなく、実際にそのツール結果を消費したリクエストのみが集計されるように |
| 修正 | ブランチをプッシュした後に作成された pull request にセッションがリンクされない問題を修正(GitHub REST API 経由の場合を含む) |
| 修正 | model: opus のような org 制限付きサブエージェント・チームメイトのファミリーエイリアスが、ファミリー内で org が許可する最新モデルに降格する代わりに親モデルへ落ちてしまう問題を修正 |
| 修正 | カスタム ANTHROPIC_BASE_URL ゲートウェイで、サーバーの keep-alive ping が届いているにもかかわらずストリームのアイドルタイムアウトが発火してしまう問題を修正 |
| 修正 | セッショントークンが無効な場合に claude.ai コネクタが誤って認証要求ありと表示されてしまう問題を修正—代わりに /login のヒントを表示するように |
| 修正 | MCP サーバーが(例えば削除後など)ローカルで利用できなくなったツールについて、ツールエラーが表示されない問題を修正 |
| 修正 | SendMessage が長い要約を拒否してしまう問題を修正—文字数上限で送信が失敗する代わりに切り詰めるように |
| 修正 | サブエージェントのトランスクリプト表示のスピナーの effort ラベルが、サブエージェント自身の effort: 設定ではなくセッションの effort レベルを表示してしまう問題を修正 |
| 修正 | ファイルウォッチャーがファイルシステムエラーに遭遇した場合、およびファイルウォッチャーの終了処理中に稀にクラッシュする問題を修正 |
| 修正 | --ax-screen-reader モードで、バックスペースのたびに入力行全体を読み上げ直してしまう問題を修正—行末の削除では削除した文字だけをエコーするように |
| 修正 | CLAUDE_CODE_PROVIDER_MANAGED_BY_HOST 設定時、ホストのモデル選択キーが古い managed-settings.json の内容より優先されない問題を修正 |
| 改善 | auto mode の安全性を改善—SendMessage で他のエージェントセッションへ送るメッセージも、送信前に権限クラシファイアで評価されるように |
| 改善 | disable-model-invocation 付きスキルを Claude が呼び出そうとした際の拒否メッセージを改善—スキルのワークフローを模倣する代わりに、スキルの実行をユーザーに依頼するよう案内するように |
| 改善 | /diff 表示・Remote Control のワークスペース diff・Claude Code on the web セッションのファイル編集 diff を改善—ワークスペース設定の diff ドライバや textconv を無視し、生の git blob コンテンツを使用するように |
| 変更 | Remote Control の auto-start 設定を変更—リポジトリローカル設定(.claude/settings.json・.claude/settings.local.json)からは有効化できなくなった(無効化は引き続き可能)。有効化するにはユーザースコープで /config から設定する必要がある |
| 削除 | ultraplan 機能を削除 |
2.1.221
| 種別 | 内容 |
|---|---|
| VSCode | Focus view を追加—ツール実行ログをターンごとの展開可能なサマリーの裏に隠すチャットメニューのトグルで、実行中ツールのライブインジケーター付き。Ctrl+Alt+F または「Claude Code: Toggle Focus view」コマンドで切り替え |
| 新機能 | Linux・WSL 向けにサンドボックス資格情報ファイルの mode: "mask" を追加—サンドボックス化されたコマンドはセンチネル値(ファイル全体、または extract 正規表現の範囲)を読み取り、egress 時にサンドボックスプロキシが実値へ差し替え。macOS のファイルマスキングは deny にフォールバック |
| 新機能 | claude plugin validate に、marketplace やプラグイン名が Claude Desktop の managed marketplace 同期で拒否される場合の警告を追加 |
| 新機能 | claude-api スキルに prompt-audit サブコマンドを追加—古いモデル向けに書かれたプロンプト・ツール説明のパターンを監査 |
| 修正 | zsh の [[ ]] 正規表現条件式内に隠したコマンドが Bash ツールの権限チェックをバイパスできてしまう問題を修正—該当コマンドは権限プロンプトの対象に |
| 修正 | Windows で引用符を含むパスに対する PowerShell の権限チェックが誤動作する問題を修正—該当パスは承認プロンプトの対象に |
| 修正 | thinking を無効にした状態で開始したセッションで、以降 thinking トグルが効かなくなる問題を修正—MCP サーバーを接続途中で無効化しても静かに元に戻らなくなった |
| 修正 | print モード(-p)で最初のターンより前に --mcp-config の MCP サーバーが接続されず、モデルがツール呼び出しをリテラルテキストとして出力してしまう問題を修正 |
| 修正 | Esc でプロンプトを取り消して再送した際、@-mention したファイルが無言で失われる問題を修正 |
| 修正 | constructor など組み込みオブジェクトのプロパティ名を持つ SDK MCP ツールの API リクエスト準備でクラッシュする問題を修正 |
| 修正 | thinking が無効な状態で effort が xhigh/max の場合、WebSearch が 400 エラーで失敗する問題を修正 |
| 修正 | サンドボックスプロキシ経由の大きなアップロードが TLS エラーで失敗する問題を修正 |
| 修正 | Team・Enterprise の spend limit メッセージが、個人の spend limit ではなく org の月次上限を誤って原因としてしまう問題を修正 |
| 修正 | Windows で余分な HOME 環境変数が設定されている desktop 管理セッションにおいて、AWS SSO named profile による Bedrock 認証が失敗する問題を修正 |
| 修正 | CLAUDE_CODE_RESUME_INTERRUPTED_TURN=0 が中断ターンの自動再開を無効化しない問題を修正—falsy な値が尊重されるように |
| 修正 | スリープからの復帰時に稀に発生していた、2 つの Claude Code プロセスが同一の MCP コネクタや WIF OAuth トークンを同時にリフレッシュし再認証を強制してしまうレースコンディションを修正 |
| 修正 | Claude Code Desktop・claude.ai からのセッションリネームが CLI 側のセッション名に反映されない問題を修正—あらゆるリネーム経路からのセッション名がサニタイズされるように |
| 修正 | /help・/feedback など端末専用の組み込みコマンドと同名のプラグイン・org 配布スキルが、非対話セッションで呼び出せない問題を修正 |
| 修正 | プラグインのリロード後も「Plugins changed」通知が消えずに残り続ける問題を修正 |
| 修正 | Vim モードで、ダイアログ・履歴検索・トランスクリプト表示を経由すると yank レジスタが無言で空になってしまう問題を修正 |
| 修正 | Vim モードで、空のプロンプトまで undo した際に「もう一度 ← を押す」確認が有効化されずにエージェントビューへ戻ってしまう問題を修正 |
| 改善 | Google Vertex AI でのツール検索を改善—Claude 4.5 世代以降のモデルで再度有効化 |
| 改善 | auto mode を改善—並列ツール呼び出しの権限チェックがキャッシュ効率化され、チェック保留中にモード切り替えを行った場合は古い結果を適用せず確実にプロンプトするように |
| 改善 | auto mode の権限チェックにおけるプロンプトキャッシュのコストを削減—決定間で会話のキャッシュ済みプレフィックスを再利用するように |
| 改善 | Stats パネルを改善—トークン合計にキャッシュトークンを含め、input・output・cache read・cache write の内訳を表示するように |
| 改善 | /ultrareview のエラーメッセージを改善—ベースと履歴を共有しないリポジトリでは、ブランチのないチェックアウトを事前に拒否し作成を案内するように。また既に完全なクローンに対して git fetch --unshallow を提案しないように |
| 改善 | Windows の起動処理を改善—プロセス作成時刻の取得に PowerShell の起動ではなくネイティブな kernel32 呼び出しを使用し、powershell.exe をゲートするエンドポイントセキュリティツールでプロンプトが出ないように |
| 変更 | バックグラウンドセッションの挙動を変更—作業内容を保存するため commit・push を行い、タスクの内容に応じてのみ draft PR を作成し、CLAUDE.md の git 指示に従い、作業の格納先を必ず報告して終了するように |
| 変更 | /plugin install を変更—古い marketplace カタログはリフレッシュして再試行してからプラグインが見つからない旨を報告するように |
| 変更 | /plugin からインストールしたプラグインを変更—安全な場合は即座に有効化されるようになり、常に /reload-plugins を必要としなくなった |
| 変更 | プラグインの skills パスとして "." を受け付けるように変更し、ルート直下の SKILL.md に対する検証エラーがプラグインルートの使用を提案するように |
| 変更 | /status を変更—セッション種別(interactive、または attached・unattended のバックグラウンドジョブ)を表示するように |
| 改善 | 絵文字の自動補完が :thumbsup:・:thumbsdown:・:love: など一般的な代替ショートコードを受け付けるように改善 |
| 変更 | /fork でフォークしたセッションを変更—元セッションのチェックアウトを使い回すのではなく、自分専用の新しい worktree を作成するように |
| 変更 | Claude in Chrome を変更—開いたブラウザタブが不要になった時点で自動的に閉じるように |
| 変更 | fast mode を変更—セッション途中で usage credits を使い切った場合、無言で失敗する代わりにストリーム上で報告するように |
| 変更 | Monitor を変更—出力を何も生成せずに終了した watch は「stream ended」ではなくその旨を報告するように |
| 変更 | Gateway の model フィールドの検証を変更—文字列以外の値は転送せず 400 で拒否するように |
| 削除 | auto-mode クラシファイア呼び出しの保留中に権限モードが変更された旨の通知を承認プロンプトから削除 |
まとめ
今週は 2.1.221・2.1.222・2.1.223・2.1.224・2.1.225・2.1.226 の 6 バージョンがリリースされた。2.1.221 では VSCode に Focus view が追加されツールログに埋もれがちだった会話の見通しが改善したほか、サンドボックス資格情報のマスキングモード追加や Bash の zsh regex 権限バイパス修正などセキュリティ関連の変更、バックグラウンドセッションが commit・push を行うようになる挙動変更など、機能・安定性・セキュリティにまたがる幅広い更新が行われた。続く 2.1.222 では、worktree で隔離されているはずのセッションが破壊的な git コマンドをメインチェックアウトに対して実行できてしまう問題や PreToolUse auto-allow フックのバイパスといった、隔離境界に関わる重要な修正が行われたほか、Remote Control の auto-start をリポジトリローカル設定から有効化できなくする変更や ultraplan 機能の削除もあった。2.1.223 では、巧妙に細工したコマンドやタブ・不可視 Unicode によるパディングで Bash の権限チェックをすり抜ける問題、workflow スクリプトの動的 import() によるサンドボックス脱出といった、セキュリティ境界に関わる修正がさらに重ねられ、あわせて marketplace の owner ワイルドカードや /teleport ヒント、/review と /code-review の統合といった新機能・変更も加わった。2.1.224 では、自己ホスト型環境やセッション横断メッセージングといった大きな新機能が加わったほか、サンドボックス資格情報マスキングへの extract・JWT・AWS SigV4 対応追加、長いプロジェクトパスによるセッションディレクトリ衝突の修正が行われた。週末の 2.1.225 では、Gateway スペンドリミットの使用量警告やワークスペーストラストプロンプトが追加されたほか、セッション横断 SendMessage が名前指定での会話開始に対応し、claude self-hosted-runner の起動時エラー処理や Remote Control 周りの各種修正で、前週から積み上げてきた機能の安定性が高められた。同日中にリリースされた 2.1.226 はバグ修正と信頼性の改善のみである。VSCode でのツールログ表示、サンドボックス経由の資格情報の扱い、worktree ベースの並行セッション運用、Bash・workflow の権限境界の堅牢性、そして複数マシン・複数セッションをまたぐ連携に関心のあるユーザーにとって、見逃せない一週間となった。