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Claude Code 2.1.172 アップデートまとめ

Claude Code 2.1.172 は 30 件超の変更を含む大型リリースである。サブエージェントのネスト起動という大きな新機能に加えて、availableModels やモデルピッカー周りの修正がまとまって入り、パフォーマンス改善も複数含まれている。

注目アップデート

サブエージェントがサブエージェントを起動できるように

これまでサブエージェントは末端の作業者だったが、このバージョンから自分自身のサブエージェントを起動できるようになった。ネストは最大 5 階層まで。

調査タスクを請け負ったサブエージェントが、さらに細かい探索を孫エージェントに分担させる、といった階層的なオーケストレーションが組めるようになる。エージェント構成の設計自由度が大きく広がる変更だ。

Amazon Bedrock のリージョン解決が AWS SDK と同じ優先順位に

AWS_REGION 環境変数が設定されていない場合、Bedrock 利用時に ~/.aws の設定ファイルからリージョンを読むようになった。優先順位は AWS SDK の挙動に合わせられている。

どこからリージョンが解決されたかは /status で確認できる。「環境変数を設定していないのに SDK では動くのに Claude Code では動かない」という類のハマりが減るはずだ。

長時間セッションのパフォーマンス改善

パフォーマンス関連の改善が複数入っている。

長時間セッションや並列エージェント運用での体感に効く地味に嬉しい改善群である。

変更点一覧

種別内容
新機能サブエージェントが自分のサブエージェントを起動できるように(最大 5 階層)
新機能/plugin でマーケットプレイスのプラグイン一覧を閲覧する際の検索バーを追加
新機能OTEL メトリクス claude_code.lines_of_code.countmodel 属性を追加
改善Amazon Bedrock が AWS_REGION 未設定時に ~/.aws の設定からリージョンを読むように(AWS SDK の優先順位に準拠)。/status で解決元を表示
改善長い会話でのパフォーマンス改善(冗長なメッセージ正規化の排除、不要なメッセージ履歴変換の回避)
改善アイドル時の CPU 使用率を削減(/goal ステータスチップの 5Hz 再描画停止、サブエージェント並列実行中の UI 再描画削減)
改善Claude in Chrome のブラウザツール読み込みを一括バッチ呼び出しに変更
改善非対話モードでの Usage Policy 拒否メッセージに、新しいセッションの開始やモデル変更の提案を追加
改善/code-review で claude.ai 未サインイン時も ultra オプションを表示し、クラウドレビューには claude.ai アカウントが必要である旨を説明
改善Remote Control のフッター表示を「/rc active」に短縮し、幅の狭いターミナルでは非表示に
改善リモートセッションでの /loop の宣伝を停止(保留中のループがコンテナを維持しないため)
改善マウストラッキングを完全サポートしない Windows コンソールでマウストラッキングを無効化
修正利用クレジットなしで 1M コンテキストを使ったセッションが恒久的に詰まる問題を修正(自動で標準コンテキスト上限内に圧縮)
修正会話に複数の画像が含まれる場合に「画像を処理できず削除された」エラーが繰り返し出る問題を修正
修正エージェントビューで、ワーカーの応答後も最大 30 秒間セッションが Working 表示のままになる問題を修正
修正バックグラウンドエージェントが事前ウォームされたワーカー上で別ディレクトリのプロジェクト設定(.mcp.json の承認・信頼)を読む可能性があった問題を修正
修正デーモンの自動アップデート後、旧バージョンで開始したセッションへのアタッチが EAUTH で失敗する問題を修正
修正ネストしたエージェントを停止した後、バックグラウンドのサブエージェントがエージェントパネルで「active」のまま残る問題を修正
修正claude agents のディスパッチ入力での /model サジェストに誤解を招くスラッシュ接頭辞が付き、組織で無効なモデルが表示される問題を修正
修正availableModels の制限がサブエージェントのモデル上書き・エージェントディスパッチのモデルピッカー・アドバイザーモデルに適用されない問題を修正
修正availableModels の許可リストに claude-opus-4-8 のようなバージョン付き ID を使うと /model ピッカーの Opus / Sonnet 1M 行が隠れる問題を修正
修正Bedrock で /model ピッカーがプロバイダー未提供のモデルを表示し、選択するとセッションモデルが暗黙に切り替わり複数行に選択マーカーが点く問題を修正
修正ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL に 1M サフィックスが既に含まれる場合にモデル ID のサフィックスが二重(例: [1M][1m])になる問題を修正
修正opusplan モデル設定がプランモードで対象ユーザーに 1M コンテキストを提供しない問題を修正。opusplan[1m] ワークアラウンドもプランモードで正しく Opus に切り替わるように
修正WebFetch(domain:*.example.com) のワイルドカードドメインルールが allow / deny / ask いずれでもサブドメインにマッチしない問題と、Read(secrets-*/config.json) のような中間ワイルドカードのファイル権限ルールが起動時に拒否される問題を修正
修正サブエージェントのチャットタブを開いている間、上矢印のプロンプト履歴にメインエージェントのプロンプトが表示される問題を修正
修正リモートセッションでメモリリコールがマウントされたチームメモリストア(CLAUDE_MEMORY_STORES)を見つけられない問題を修正
修正プロンプト文字列やコメントに Date.now() / Math.random() が含まれるだけでワークフロー検証がスクリプトを拒否する問題を修正
修正/plugin マーケットプレイス一覧で長いプラグインリストから戻るとカーソルが消える問題と、プラグインブラウザからの Esc で誤ったタブに戻る問題を修正
VSCodePowerShell のツール呼び出しが正しいコマンド表示・権限ダイアログではなく生の JSON で描画される問題を修正し、表示されるシェル出力から ANSI エスケープコードを除去

まとめ

サブエージェントのネスト起動が目玉だが、availableModels・モデルピッカー・バックグラウンドエージェント周りの修正が大量に入った「使い込んでいる人ほど効く」リリースである。並列エージェントや Bedrock を使っているならアップデートの価値が高い。


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